AKG Y50 レビュー!
優しいフィット感に、抜けのいい音。
今回はAKGのY50の購入レビューです。
まず開封。自分はブラックモデルを購入しました。
付属品はリモコン付きケーブル、キャリングポーチ、標準プラグ変換アダプタ、説明書のみとシンプル。
基本スペック
再生周波数…16Hz~24KHz
感度…100db/mW
インピーダンス…32Ω
重量…211g
ケーブル…スマートフォン対応リモコン(1ボタンタイプ)搭載ケーブル1.2m(着脱可能)プレーヤー側端子はL型。
なんとケーブルの着脱が可能です!本体側は2.5mm4極。おっとこれは…。
(バランスとかできちゃうのかな?でもこの価格帯のヘッドホンでやる意味…)
2.5mmだと意図しない強い力が加わった時に折れてしまいそうで怖いです…。
ケーブルは右側の片出し仕様。なお左右の見分け方は、イヤーパッドに白い文字でLRが描いてあるのですぐわかります。
ヘッドバンドの長さ調節部に目盛りがあり、なおかつ数字が刻んであるので分かり易いです。
・デザイン…ハウジング外面にでかでかとAKGの文字が!ただ、黒モデルは文字色とベース色がほぼ一緒なので嫌な目立ち方はしません。
他に水色、黄色、赤、JapanLimitedモデルとして、緑、ピンク、オレンジがあります。黒のモデルのみ、文字以外は艶消しとなっています。なかなか高級感のある見た目になっています。
他の色は全体的に光沢があり、AKGの文字は黒か白です。かなりポップな見た目になっています。
・携帯性…ハウジングが小さ目なのと、スイーベル機構のおかげで平らに畳むことができます。ケーブルが着脱式(!)なので、気になるときは外して収納することもできます。
・装着感…正直オンイヤー型は嫌いでした。イヤーパッドは硬いし、側頭のラインは違うし(M40xレビュー記事参照)。でもこのヘッドホンは違いました。ふわっとフィットしてくるイヤーパッド!スイーベル機構!装着感はなかなかによいです。側圧はちょい強めですが、ポータブルはむしろこれくらいがいいかと、というかこのくらいが好きです!(個人的に)
随所に金属パーツが使用されているので、耐久性も問題なさそうです。
遮音性は、イヤホンと違ってそこまでよくないです。高周波の騒音はよくカットしますが、低周波なノイズはあまりカットしてくれないので、電車のモーター車に乗るとモーターの唸りだけ聞こえてきてなんだか不思議な感じです。
・音質…今までのモニター志向の音とは違い、やわらかい音です。現時点(購入直後)では、低音が他の音域の邪魔をしているように感じるのですが、慣らしを続けていくと変わってくるでしょう。実際他のレビューを拝見した時そういった記述を見かけたので、待つことにします。(記事を書いている間にも高音がはっきり出るようになってきています)
音場はそこまで広くなく、上下よりは左右のほうが広いです。ボーカルは近めです。
音域別
高音…主張はほとんどありません。サ行の刺さりはほとんどなく、優しく出ています。解像感はしっかりあります。
中音…解像感は良好ですが、ちょっと引っ込んでいる印象です。
低音…バスドラムの音は、重みのある「ドンッ」ではなく、広がりと優しさのある「ストンッ」といった感じで、少し主張が強めです。
試聴使用曲…fhana「Outside of Melanchory」より数曲、azusa「azusa」より数曲、nano.RIPE「こだまことだま」「サンカクep」「シアワセのクツ」などから数曲、久石譲「紅の豚OST」より数曲。全て 16bit 44.1kHz。
結論
優しい兄貴
特に目立ったところもなく、全ての部分においてまんべんなく完成度が高い。そんな印象を受けました。
他のカラーはとても明るめな色なので、ファッションとしてもよいのではないでしょうか?
AKGってだけでドヤ顔できると思いますw
Y50 | ポータブルヘッドホン | AKG by HARMAN
以上です。今後追記、訂正等を行っていきます。
8/26・・・追記しました。