趣味の倉庫

たかやまの、よしなしごと、おきば

dp0Quattroを買った話

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世の中には、こんなかめらもあるんだなぁ。

Twitterの方では随分前に呟いていますが、SIGMAのdp0Quattroを購入しました。例によって中古。

元々、手元には3年前に購入したsdQuattroがいました。とある筋より18-35/1.8Artを入手してから今日までメイン機のEOS 6Dに負けずとも劣らずな活躍をしています。
Foveon独特の色乗りと解像度。他のカメラでは得られない体験に病みつきになっていたのは事実です。

そんな最中にdp0Quattroとガラス越しの出会いをしたわけですが、その当時は「流石にdpシリーズでも0は買わないな……」考えておりました。
なんてったってレンズは14mm F4(35mm換算21mm)です。ウルトラワイドです。そんでもって単焦点です。ちょっと個性が強すぎますヨ……。

そして転機は訪れます。ずっと6Dのサブでしか稼働していなかった70Dを友人に売却したのです。
手元のレンズやら何なら色々セットにしたので、それなりの金額になりました。
もちろん手元の機材はその分減りました。カメラバックにも少し余裕ができました。

そして、dp0Quattroの存在を思い出し。福沢諭吉を握りしめてdp0Quattroを迎えに行ったのでした……。


さて、そろそろ本体の話題に入りましょう。

dpQuattroシリーズは0から3までの4機種。今回購入したのは一番広角な機種になります。
ボディの形はなんとも複雑怪奇。でも握ってみると意外とホールド性は悪くない。レンズの取りついている部分はスマホ2台分くらいの厚さでしょうか。グリップの形状と相まって結構薄く見えます。
dp1や2は結構レンズ部分も薄いのですが、dp0は超広角だから(?)なのか、レンズ鏡筒は随分と大きい……。
ローレットからレンズ先端にかけては全てフォーカスリングです。バイワイヤなので回転はものすごく軽い。持つ時注意。あと超指紋目立つ。
カメラの収納は超悩みます。なんせ形が形ですから。せいぜいカメラバック沼の中でもがき苦しんでください。

購入時に純正フードは付属していましたが、たまたま入手したねじ込みフードを使っています。3:2で使うとちょっと周辺が怪しいかな……くらいでケラレはほぼ問題無し。
超広角なのでフードをもの凄く選びます。遊びで手元のレンズのフードを色々試してみましたが軒並みダメでしたね。

操作系はsdQuattroの感覚でほぼ通用しました。ボタンのレイアウトが違う位。説明書無かったけど読む必要性もほぼ無さそうな感じ。
Canon程ではないですが、SIGMAの操作系もそれなりに使い易いと思っています。あと格好良い。

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なかよしQuattro兄弟


このカメラの特筆すべきところは、やはりディストーション・ゼロの超広角。そんなやばいレンズ使ったことないナリよ……。
だが、これが本当に気持ちよく写ることこの上ない。
ザ・超広角!みたいな雰囲気は全く感じないのに、もの凄く超広角な範囲が写る。
気分的には28mm辺りを使っている感覚。
しかも開放からバチっと写る周辺。高感度に弱いFoveonを使う上で、絞り込まなくてもきちっと写るというのはありがたい。
そしてその高感度。高感度耐性は感覚でsdQuattroより1段程高い、かな。
sdQではISO200でもあまり使いたくはない感じでしたが、dp0はISO400くらいでも使えない事も無い、な感じ。
この差は一体どこから…。


そろそろ語りたい事も尽きてきましたので、作例攻めタイムに入りたいと思います。
超広角を感じさせない超広角。是非体感してください。
なお、21:9のシネスコにハマってしまったので、作例は全部21:9です。ご了承を……。

DP0Q6145

DP0Q6168

DP0Q6171

DP0Q5953

DP0Q5979

DP0Q5925

DP0Q5725


余談:もうちょっと物撮り上手くなりたいなぁ……(トップの写真見ながら)