趣味の倉庫

たかやまの、よしなしごと、おきば

EF 35-135mm USMを分解修理

前回の記事で前ピンと書きました35-135を、先日分解修理を実施しました。
原因は焦点距離を測るフレキの位置がずれていると断定し、一旦剥がして位置を修正するのが今回の目的です。


マウント部分から、基盤→後玉→AFユニット→ズームリング→絞りユニット→前玉ユニット→フォーカス群の順に分解し、ズーム筒を2つにばらした上でフレキを剥がし、テープのりで貼り直しました。
f:id:docomo0620:20151223201242j:plain
後玉
f:id:docomo0620:20151223201229j:plain
メイン基盤。下にサブ基盤があるので外す時は要注意です。
f:id:docomo0620:20151223201255j:plain
後部の外装。この世代のレンズはどれも似たような形をしています。
f:id:docomo0620:20151223201305j:plain
USMの入ったAFユニット。取り扱いは特に慎重に! 飛び出ている金属板はフォーカ群につながるのなので、組み立ての際はしっかりかみ合うように戻しましょう。
f:id:docomo0620:20151223201319j:plain
レンズ後部がすべて外れた状態。
f:id:docomo0620:20151223201547j:plain
絞りユニットです。
f:id:docomo0620:20151223201610j:plain
絞りユニットを外した様子。

ここで前玉ユニットを外さなければならないのですが、ズーム筒を固定しているネジ三本が固すぎてなかなか外れず、目一杯力を入れてネジをなめる寸前で2本までは外すことに成功。最後の一本は・・・と
f:id:docomo0620:20151223214339j:plain
あっ!!!
ナット兼コマの役割を果たしていたパーツが破損してしまいました。
結果、ズーム筒を外すことができ、フレキの位置を直すことに成功。
組み立てましたが、ズームに特に影響はなし。安心しました。
12/29→50mm付近で引っかかりを感じました。まあちゃんと動くので大丈夫でしょう。
何枚か試写しても、ピントは良好。レンズの開放が少し暗めなせいか、開放からそれなりの解像感。
しかし28-105mmに敵うものではありませんでした。

f:id:docomo0620:20151223215046j:plain

買ってみたはいいものの、28-105と100-300というセットが出来てしまったので、最近EOSkissを買ったという後輩にでも譲ろうかと思います。