趣味の倉庫

たかやまの、よしなしごと、おきば

EF100-300mm F4.5-5.6 USM 雑記

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安定感抜群


もうこれで終わりにしないと・・・、と思いながらまたもやオークションで落札したレンズです。2100円でした。
100-300mmと割と望遠に特化した望遠ズームで、F値はまあそんなもんでしょうと言うような4.5-5.6。
リングUSM搭載で、前玉非回転のインナーフォーカスタイプ(フルタイムMF対応)です。まあPLとか持ってないんで別にどうでもいいですが。
今回落札したものにはフードも付属していて、型番はET-65Ⅱです。内側に起毛処理が施してあり、かなり深めです。

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大きさ比較。
左からTAMRON A17(70-300 F4-5.6)、本レンズ、EF 28-105mm F3.5-4.5 です。
100-300はTAMRON A17とカバーする焦点距離がほぼ同じで、大きさもほとんど同じです。広角側のスタートが違うため、フードはA17の方が若干浅めです。
せっかく前玉非回転だから花形にすればいいのに・・・と思いました。28-105は花形なんですがね!
最短撮影距離は1.5m。A17がマクロで0.95mまで寄れるので、けっこう違いますね。
ズームリングはけっこう緩めです。

軽く試写してみましたが、ピントも静粛で早い。開放からそれなりにきちっとした描写です。A17は望遠端だと収差で甘々になるのですが、このレンズはどうるのでしょうか?


F値別に比較
焦点距離は大体200㎜くらいです。

F5.6(開放)
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F6.3(一段絞り)
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F7.1(二段絞り)
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その他作例↓


参考 TAMRON A17
F7.1
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EF 100-300mmの方は、開放からそれなりに良い描写をしています。周辺部の流れと色ズレが激しいですが、かえって被写体が浮き上がって見えます。
絞るにつれて収差は落ち着いていきますが、白のところに若干の赤色ズレが見て取れます。このくらいなら合格でしょう。ちなみにデジタルレンズオプティマイザではあまり直りません。
解像感はそれなりで、絞ればシャープになるというわけでもなさそうです。
周辺減光もそこそこあります。
一方、TAMRON A17は開放では全体的に白みがかってしまい、F7.1でようやく実用という感じです。
周辺部の流れは開放からほとんどなく、F7.1ではなかなかにシャープな写りになります。割とカリカリです。
作例のように鉄道写真を撮るときは、場面によって収差が気になってくるので、そこは使い分けが必要そうです。
逆に風景などでは役に立ちそうな収差の出方ですね。(あくまで個人的な見解です)

まとめ
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前回のレンズが前ピン個体だったので、今回はどうかと心配になっていましたが、なんの心配もなく初日からバシバシ撮っております。
結局、絞ってもA17ほどにシャープにはならなそうです。だからと言って甘いわけではないので、開放から安心して使えるよいレンズです。
解像感を求めるならA17、とにかくシャッターチャンスを追うならUSM搭載のEF100-300mmという使い分けがよさそうです。
さて、300mm級レンズ2本をどうやって持ち歩こうか・・・。