RICOH GRⅡのレビュー的なもの
お気軽スナップ最強機
ということで、今回はRICOHのGRⅡのご紹介でございます。
ただただ単純に、スナップ用に小さくて気軽に撮れる高級コンパクトが欲しかったのです。
以前購入したPowerShotG1Xmk2は、マイクロフォーサーズに迫るセンサーを搭載し高感度にも強く、24-120mm相当のレンズを搭載した性能面ではなかなか優秀な機種でした。
そこそこ大型なセンサーを搭載しつつ使い勝手の良い焦点距離帯でズームができるのは良かったのですが、マクロと望遠端では収差が酷くふわふわした描写になってしまうのと(絞ってもあまり治らない)、色の締まりが良くない(黒が浮く)ので、メモ用途や家族に貸し出す分にはよかったのですが、とうとう自分の中では一眼のサブとなりうる存在にはなりませんでした。
そこで、日常スナップ用にコンパクトなやつが一台欲しいなぁ・・・となっておりました。
最初は
①G1Xmk2を下取りに出す
②高級コンパクトを買う
③余った予算で再びS100を買う(もしくはS110とか)
の予定でしたが、G1Xmk2は家族内での評判がそこそこ良く、売るに売れない状況でしたので下取りは断念。
ということで①③の選択肢が消えることとなりました。つまり普通に一台増やすってことです。
候補を色々と調べていくうちに、今回購入したGRシリーズも出てきました。
現行のGRは、今までのGR DIGITALシリーズとボディサイズをほぼ変えることなくAPS-Cを搭載した、まさしく一眼のサブ機として評判の高い機種です。
レンズは28mmF2.8の単焦点ですが、開放から描写が良いとのことで、レビューの評価もなかなか高め。
28mmはちょっと広いかな・・・と思いましたが
①今までよく使っていたEOSM+EF-M22mmF2の組み合わせが換算35mmであること
②クロップであるが35mmが使えること
上記二つの事項が購入の決め手となりました。
ということで外見から見ていきましょう
正面
操作面
上から
外見はもう普通のコンデジです。最近は普通のコンデジでもモードダイヤルを備えた機種が増えてきているので、ダイヤルがついていても特段珍しくはありません。モードダイヤルはロック付きで不用意に回転する心配はありません。
AFLレバーは特徴的ですね。操作系統は十字キーやFnキーなど、フロントダイヤルとジョグ、+-キーなどです。
ボディの左側面にはエフェクトボタンがあり、約17種類あるエフェクトを素早く切り替えることができます。GRⅡでは長押しでWiFi起動になります。
基本的な操作系は右側に集約しており、ボディの軽さも相まって片手での撮影も容易です。
なお、殆どのボタンは機能の割り当てがカスタマイズできるので、使いやすいようにカスタムができます。
自分の場合はFn1に35mmクロップを割り当て、ADJのジョグの内容を少し変更しています。
ボディ上部の電源ボタンが緑色に光るのがなんとも格好いいです。
別売りにはなりますが、外付け光学ファインダーもあると便利かもしれません。
性能面は、単焦点レンズをつけた一眼レフと遜色ない感じです。
・スペック
レンズ:18.3mm F2.8 (35mm判換算28mm)
撮像素子:APS-C 有効画素数1620万画素
最短撮影距離:通常時0.3m、マクロ時0.1m
露出:SS、1/4000~30秒 ISO感度、100~25600(オート、カスタムオートあり)
その他:内蔵NDフィルター(オート、マニュアル)、Wi-Fi・NFC対応
主な所はこれくらいでしょうか。
APS-Cセンサー搭載のため高感度には強く、個人的にはISO6400くらいまでは常用できるなと思います。
ただ、NRがオートでは少し強めに感じるので、マニュアル設定で弱めにすることをお勧めします。弱・中・強でエリア設定ができます。
28mm相当のレンズは、単焦点なだけあり歪曲なども少なく、周辺部まで綺麗に解像してくれます。開放から安心して使えるレンズです。
ただ、手振れ補正は無いので、SSにはレフ機以上に気を付けた方が良いです。個人的に、ボディが軽い分ぶれやすくなっていると感じるので、気軽にスナップて使うにはAUTO-HI設定などで低速限界を1/80くらいにした方がいいかもしれません。
広角レンズなので、開放でもボケを稼ぐことは難しいですが、マクロモードでは10cmまで寄れるので、テーブルフォトにもってこいです。近寄ればそれなりにボケます。
AF速度は速くもなく遅くもなくといった感じです。またフルプレススナップという、即全押しでも指定の距離(選べる距離は1、1.5、2、2.5、5、∞)にフォーカスを合わせて撮影してくれる機能もあります。
ただ暗所にはサーチのような迷い方をするので、必要に応じてフルプレススナップやMFに変えてみるのもよいかと思います。
作例
ということでいつもの作例タイムです。リサイズ無しの元ファイルで上げています。
エフェクトも多く使用しているので、撮影情報にはエフェクト名も記載しています。
35mmクロップ、1/800、F2.8、ISO100、エフェクトなし
28mm、1/1600、F5、ISO100、クロスプロセス
28mm、1/40、F2.8、ISO400、ハイコントラスト白黒
28mm、1/60、F2.8、ISO100、ハイコントラスト白黒
28mm、1/80、F3.5、ISO1600、クロスプロセス
28mm、1/80、F2.8、ISO6400、クロスプロセス
28mm、1/1500、F3.5、ISO100、エフェクトなし
28mm、1/250、F2.8、ISO100、エフェクトなし
28mm、1/80、F3.5、ISO12800、クロスプロセス
11/21・・・GRⅡの前リングを紛失してしまいました・・・。
やはりリングが無いと気になるなぁ・・・。
— 記録用高山 (@kazuyoshi_taka) 2017年11月21日
千円ちょっとで買えるらしいから問題は無いけれど・・・。 pic.twitter.com/XeI3nsTEv9
12-28・・・再び前リングを紛失…。
カメラポーチとの出し入れの際に外れているのかもしれません。
しかし、原因がどうであれ次のリングにはなにかしらの対策を講じなければ。
ヨド.comだと一個1500円で納期約1週間なので、そこそこ痛手です。こんな年の瀬に外れなくても・・・。
調べてみると、家電量販店等で1500円前後で販売されているようです。流石に限定カラーは無いですが・・・。
品名は「GR クロ リング」だそうです。