趣味の倉庫

たかやまの、よしなしごと、おきば

FL 50mm F1.8 (Ⅱ) 雑記

ザ・オールドレンズって感じ?
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今回は久しぶりのオールドレンズの話題です。
ヤフオクにて700円ちょっとで落札し、昼頃に届きましたので軽く試写と感想を。

FL50mm F1.8は1968年発売のレンズで、開放値は1.8、絞り羽根は6枚、最短撮影距離は0.6mと、現在のEF50mmF1.8Ⅱと(これらの数字のみは)そんなに違わないレンズです。
マウントはFLマウントとなっていますが、形自体はFDマウントと変わらないので手持ちのアダプタにそのままつけることができます。
Ⅰ型はアダプターと干渉してしまう様ですが、Ⅱ型は問題なくつきます。

余談ですが、Ⅰ型は前玉がアトムレンズだそうです。詳細は分かりませんが人体には問題ないレベルで放射線を発しているようです。一方のⅡ型は通常のレンズだそうです。Ⅰ型は自動絞りの切り替えリングが前寄りに、Ⅱ型はマウント締め付けリングのすぐ上にあり、そこで違いを見分けることが出来ます。

とりあえずいつものように試写
基本的にF値は2.8で撮っています。
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こちらは開放の1.8
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昔のレンズに求めるのは酷ですが、ちょっとの逆光で一気に靄がかかってしまいます。1枚目がちょうどその状況。手で少しさえぎってやれば改善することもありますが、期待しない方がいいでしょう。
2枚目で驚きました。ここまで色の乗ってくるレンズは手持ちでは初めてと言っていいほどです。コントラストだけで言えばEF50mmF1.8Ⅱにも勝るとも劣らない素晴らしさです。
2.8まで絞ってやればかなりの解像度で、被写体の浮き上がりかたもなかなかいいです。

そして今回ちょっと気になったのが、現在使っているマウントアダプターの補正レンズのこと。
元のレンズの実力を発揮できないとよくありますが、そんなことはないだろうと使い続けてきました。
このレンズのほかのレビューを見ると、「開放からシャープ」といった感想をよく見受けるので、試しに補正レンズを外して撮ってみることに。

補正レンズ入り↓
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補正レンズなし↓
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(接写性能が全然違ってくるので、被写体の大きさが違うのはご了承を)
共に開放で撮影。

・・・おっとぉ?さっきまでの超ソフトな描写はどこへ?
これがレンズの実力というやつでしょうか。恐れ入りました。
でもこれでは接写専用(しかも遠くても30cm離れられるかどうか)になってしまうので、外し常用は断念。

まとめ的なもの
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これを機にEOSM2の導入を考えることとなりました。←謎展開

元々サブもしくはメインとなりうるボディが欲しかったのと(本当は60Dとかをメインにしたかったのですが・・・)、やっぱり補正レンズ通しちゃだめだな!と思ったのです。
フランジバックが短い分補正レンズは不要、レンズの光束がそのままセンサーに届くので本来の性能を発揮できます。
EOSM2の中古価格はボディ単体で17000円くらい。FDのアダプタは(ただの輪っか同然なので)安いので1300円くらい。
EFとのアダプタは新品は8000円くらいするのですが、ぜひともこちらも導入したいところ。
注目すべきは最高ISO感度DIGICの世代が手元のkissX4と比べて一つ上がっているので常用最高が12800に、拡張で25600まで出るというじゃないですか!
ファインダーがないという点では少し不満は残りますが、一眼のサブ機としては大いに活躍してくれると思います。
本当はTAMRONのA16(17-50mm F2.8)が欲しかったのですが……うーん悩みます!
レンズか新たなボディか、この葛藤は年明けしばらくも続くことでしょう。
もしEOSM2とアダプタを買ったら、FDレンズ総撮り直しですね(;^ω^)